日本法學
第85巻 第2号(2019年9月発行)日本大学法学部 創設百三十周年記念号

- 刊行の辞小田司
- 宮崎道三郎博士の羅馬法講義について吉原達也
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商標法第三条第二項適用の要件
特に「出願に係る商標・商品」と「使用に係る商標・商品」との同一性について小川宗一 -
委任における委任者の任意解除と「受任者の利益」
―債権法改正過程から見えたもの―長谷川貞之 -
民法一〇二条論
―法定代理人としての制限行為能力者をめぐる思索として― 清水恵介 - 私有地における集会の自由岡田俊幸
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英国スチュワードシップ・コードならびにコーポレートガバナンス・コード改訂、米国The Accountable Capitalism Actにみる企業価値向上義務
―株主主権の変容、買収防衛策の司法判断基準の接点─藤川信夫 -
組織内の個人過失における期待可能性
―あずみの里事件を手がかりに─船山泰範 - 船舶所有者の事業譲渡・会社分割と海上労働契約の帰趨―船員法四三条の意義南健悟
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原状回復における対価合意の意義
―原物返還不能により償還すべき価額の算定をめぐって─野中貴弘 -
弁護士法制定と弁護士試験について
─議会での審議を中心に─末澤国彦 - 平等取扱原則と比例性玉蟲由樹
- 児童虐待防止に向けた警察関与のあり方について尾田清貴